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徒然なるままにパソコンに向かいて

Twitterで学んだことの備忘録2

これは精神科医の先生のtweetであったように記憶している。うろ覚えなので細部が間違っていると思うのだが、大体このような内容だった。

 

1つ目は、暴力暴言がひどい患者さんがいたそうである。常にイライラして食事もひっくり返したりだとか、職員への暴力もあったらしい。

ただある時職員が気付いてケース会議を開き、歯の治療をすすめてみてはどうかということになった。かくして歯の治療をした後、食事も穏やかに取るようになり暴言暴力も減ったそうである。

 

2つ目は、常に水を飲んでいないとお落ち着けない患者さんがいたそうだ。常に飲料を希望し、身近に飲料がない便器の水を飲もうとしてしてしまうのだとう。ならば常に飲料を用意しておくということが一つの手であるが、当たり前であるけれど、人は適切な水分量というものが存在してそれ以上は健康被害をもたらす。

どうしたかというと、ペットボトルを凍らせコーヒー粉をふりかけ手渡したそうである。否応がにもゆっくりと喫することになり大分落ち着いたのそう。

 

両方のポイントは代替え手段の方法なのだと思う。

 

1番目の患者さんは恐らく暴力暴言が主目的ではなく、きちんと食事がとりたいことが主訴であって、何らかの理由でそれを他者に伝えることが出来ず、伝達手段の代替え方方法の一つとして、暴力暴言を選択してしまったのだと思う。

 

2番目の患者さんは恐らくなのだけれど、常に水を飲んでいられる状態であればよいのであって、そもそも量を重視していない。重視していないからこそ大量に飲んでしまうわけで、そこを良い意味で逆手に取ったのだと思う。

 

前に漫画美味しんぼで、主人公の奥さんである栗田夕子が妊娠したとき、一切食事を取れなくなってしまったエピソードがあった。夫である山岡史郎は、食べやすいもの、消化によいものを作るがそれでも栗田さんは受け付けない。

その時に義父である海原雄山は、少量の食事を用意し、食事を3回でなく5回取るように取り計らったところ、栗田さんは食事がとれるようになる、というエピソードがあり、それを思い出した。

 

昔、とても貧乏だった時があった。

一番の解消手段は副業をすることなのだけれど、その時はどうぶつの森に似たゲームで裏技で、所持金を大量に増やし、ゲーム内で大量にアイテムを買い続けた経験があるのだけれど、私の場合はリアルでお金が欲しかったり、物が欲しいというよりは、選ぶ楽しみを奪われたくなかったのだと思う。選択する楽しみを得られれば、それがリアルでなくゲーム内でも問題がなかったのである。

 

自分がストレスに際悩まされたとき、悩みごとの問題の解決方法がみつからないとき、視点をずらして主訴はなんだろう?と問いかけることはきっと大事なのだろうと思う。