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徒然なるままにパソコンに向かいて

Twitterで学んだことの備忘録3

これは現実で行われて成功した一例として記事になった内容だったと思う。

 

アパートに何人かの高齢者の方がいた。皆さん足が悪く出歩くことが難しく、家族がおらずヘルパーさんにお願いしながら食事を取られることが多かったそうである。

福祉施設デイケアを利用して、職員に車に迎えにきてもらい、その場所で食事を取るというのも1つの方法だったと思うのだけれど、その辺りのことは確か記事に書かれていなかった。

 

ではどうしたかというと、アパート内の空き部屋を利用して、お惣菜販売をするようにしたそうだ。そこまで遠い場所ではないので、高齢者の方皆でお昼の時間にそこに買いにいき、その部屋に皆で集まってワイワイ食事をするようになったら、前よりは元気に出歩けるようになった方もいたという。

 

福祉施設でお世話することだけが解決方法ではないのだろう。

 

他にも知っている例だと、地域の高齢者の方に喫茶店を経営してもらうことにした例がある。経理経験がある方には出納長管理を、マスター経験がある方にはお店のマスターを、営業経験者には営業をという風に得意不得意に合わせてお仕事を依頼したそうだ。お店は繁盛して、近所の人たちの憩いの場になったというエピソードである。

 他にも孤立する高齢者の自宅の見回りを、地域の学生である柔道部の面々が部活のランニングの最中にしている、という例もあった。

 

どれもエンパワメントへの注目、社会資源の活用、地域包括の良い例なのだと思う。