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元東京地検特捜部副部長など、検察の内側にいた若狭勝氏のアエラ記事のまとめ

まずは全文

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若狭氏と堀江貴文氏の共通の主張

内閣が人事権を持つこと自体は検察は行政の一部なので問題はない。

そもそも独占起訴権、独自捜査権のある巨大な権力である検察の人事を検察内だけで完結することは危険

 

若狭氏の提案

問題は、今回の改正案にあるような定年延長のやり方です。これでは時の政権の意向で人事を左右することができてしまう。法務大臣が自由裁量でこうした人事権を持ったら、別の力が働きます。何らかの制限をつけないと、中立性が保てません。

 国民が直接人事権をもつことについて

ネットには「主権者である国民が(直接的に)人事権を持つべきだ」という意見が出ていますが、むしろこれは危ない。現在のアメリカのように世論やその時の機運の影響を反映する形になるので、独立した捜査機関であるはずの検察に、政治的な色が付きます。捜査機関としての独立性が損なわれる恐れがあります。

 

法案が通ればどうなるかについて

仮に今回の法案が通れば、検事長検事総長は、相当に内閣の顔色をうかがうようになるのではと思います。かつての田中角栄元首相の逮捕劇のようなことは、まず起こり得なくなります。

定年延長について

 定年を延長するのであれば、内閣の意向が介入しないよう、一律延長にしてしまえばいい。検事総長は65歳から67歳に。検事長は63歳から65歳に。一律2年延長で、あとはいじらないのがベストだと思います。