雨と猫と珈琲と読書と

徒然なるままにパソコンに向かいて

芸能人でない個人の発信がブランド力になる時代で

昔、インターネットがない時代は情報収集の方法が縛られていて、テレビやや書籍や新聞といった方法がポピュラーだったように思う

特に情報の確実性を重視するのなら書籍が一強だった時もあったように思う。今でも何か調べようとするときは書籍が信憑性があるとみなされるだろう。

インターネットは玉石混合で誤情報も凄く多い。ただ、気を付けなければならないのは、書籍もジャンルによっては玉石混合である、というファクトである。

 

ある実績のある医師がAmazonランキングの上位12冊のがんに関しての本を読んだそうだ。そのうち正しい医学情報に基づいて書かれていたのはなんとたった3冊だったそうである。

書籍の情報も必ずしも鵜呑みに出来ないのである。

更に書籍のデメリットとして、執筆と発売までタイムラグが発生することだ。書いたものを即ネットで公開する場合を除いて、紙という媒体を使用した場合出版されるまでの時間、その間に新しい知見が発見される、ということもある。

出版したらしたでその瞬間から情報の経年劣化を避けることが出来ない。

 

情報が氾濫している現代において、一番確実性の高い方法の1つとしてYouTubeを通して現役でその大学に通っている学生や、現役で働いている職業の方に聞くというものがある。

これは好きなYouTuberさんの発言だけれども、本当にその通りで、弁護士、司法書士行政書士、医師、薬剤師…

これでもか!というほどの属性の方が発信されているのだ。

さらにはコメント欄、又は大体Twitterもされているケースも多いので、直接質問出来る。これを有効に使わない手はない。

昔はどの媒体を信用するか?という視点だったように思う。

少し前は書籍であったし少し前は新聞であったろう。日本は記者が無記名であることが多いけれど、海外では当たり前のように、記者名を記す。

誰が発信したかが重要なのだ。*1芸能人でない個人の発信がブランド力になる時代は今後増々加速していくことになるだろう。

発信者が信頼をおける人物である場合、媒体がネットのブログであろうがYouTube、書籍であろうが問題がないのである。媒体ではなく、発信者個人で選ぶ時代なのだ。

 

ただその一方で複数の人部門が関わる媒体以上に、個人は必ずいつかどこかで間違う。個人だと間違いに気づき辛い。

 

なので複数の情報を常に検討するというスキルは必須になると思う。

まだまだ情報という意味においてはテレビ局に一強であるが、恣意的に編集されることが少なくない現状や、若者に対してはテレビよりもYouTubeの方が訴求性があること、YouTubeの方が個人的な主張をしやすいことを考えると、YouTubeの方がテレビを逆転する日はそう遠くない未来なような気がしている。 

*1:エッセイも何を書いたかよりも誰が書いたかが問われる。つまり、個人のブランド力>>内容なのである。